質の高い人間関係を築くための会話とは、目的を持った会話である

目的とは、問題について深く話し合うことであったり、チャンスを掴むことであったりするといいます。
明確な目的のない会話は、同じところをグルグル回るだけで終わってしまったり、質問する側が望まない方向へ行ったりします。そんな会話をした経験はありませんか?
目的がない会話は、相手を疲れさせてしまうこともあります。

悪くすると、会話を交わしている人たちとの人間関係すら終わらせてしまうことだってあるかもしれません。ネガティブな会話が持ち上がってきたり、会話がネガティブな方向へ行ってしまう可能性もありうるからです。

会話に難しい話し方の技術はあまり必要ありません。
会話の基本は、『聴くこと』だからです。

必要なのは、「良い話し方」ではなく、「良い聴き方」なのです。
聴くときに必要な態度と質問の仕方が良い会話になります。

・関心を持って、相手の話を聴く
・相手の方を向き、目を見て、うなずき、相槌をしながら聴く
これを心がけて、相手の話を聴きましょう。

聴くことができたら、質問をしてみましょう。
オープン・クエスチョンを使って会話をすると内容が詳しく伝わります。

オープン・クエスチョンは、5W1Hと呼ばれる疑問詞によってつくられます。
「what(何、どんな)」「why(なぜ、どうして)」「who(誰)」「when(いつ)」「where(どこで)」「how(どうやって)」
それらは、その役割の違いによって、2つのグループに分けることができます。

一つ目は、
「what(何、どんな)」「why(なぜ、どうして)」「how(どうやって)」です。
これらは発見の疑問詞と呼ばれます。
2つ目は、
「who(誰)」「when(いつ)」「where(どこで)」です。
これは行動計画を立てるための疑問詞と呼ばれます。

発見の疑問詞は、主に会話の最初や中間で使われるのに対して、行動計画を立てるための疑問詞は、主に会話の最後に登場します。
会話というものは、ひとつの問題に焦点を当て、その輪郭をはっきりさせると同時に発展させ、次にどんな行動をするかを決めて終わるのが理想的です。
そしてその次に、お互いが会うまでにその問題をさらに発展させて、質の高い関係を築いていきます。

キーワードは、
「誰が」「いつ」「どこで」その行動を起こすか
次に「いつ」「どこで」会うか


会話力を高め、質の良い人間関係を築いていきましょう。


先月、『日本実務能力開発協会 認定コーチ』資格を取得しました。

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団体が違うと内容も違って、以前取得したコーチ資格よりも簡単でわかりやすい内容でした。

受講料もお安く、更新料もかかりません。
最短1ヶ月で資格取得が可能です。
私も1か月で取得できましたよ。

添削も丁寧で、先生からコメントもいただけますので、
手軽にコーチングの勉強をしたい方には、おすすめの資格かもしれません。

コーチングに興味を持ってもらえるきっかけになればいいな、と思いました。

以前、駅のベンチに座って電車を待っているときに、隣のベンチからこんな素敵な会話が聞こえてきました。同じく電車を待っていた老夫婦(だと思う)の会話です。
(ここではあえて、夫・妻とします)

妻:「お父さん、これ(チラシで作った入れ物)持って行こうと思って作ったの」
夫:「そうかい。よくできたじゃないの。いつ作ったの?」
妻:「テレビ見ながらでも作れるわ。これ便利なのよ。ミカンの皮とか入れると散らからないし」
夫:「そうだね、よく気がついたね。喜ばれると思うよ」
妻:「お父さん、はい」(飴を渡す)
夫:「ありがとうね」
妻:ニコニコ

私はこの会話を隣で聞いていて、微笑ましいと同時に「すごい旦那さんだな・・・」と感心しました。夫が上手に妻の話に相づちを打って、短い時間に妻を認める言葉を「よくできたじゃないの」「よく気がついたね」「ありがとうね」をふんだんに使っていたことに驚きました。それこそ、『コーチングのスキル』がこの会話にはあったのです。
それを言ってもらった妻は嬉しくなって、ニコニコと穏やかに会話ができたのだと思います。


きっとこのご夫婦は、お互いに相手のことが大好きで一緒にいるのだと感じました。
当たり前のことのように思いますが、「これが夫婦円満というものかな」と思います。

何十年連れ添っても、心の繋がりを築けるまでになった夫婦は意外と少ないのではないでしょうか。
最近、ある30代の男性から夫婦問題の話をお聴きしましたばかりですが、「夫婦の会話がない」とおっしゃっていました。また、相手のことが好きかもわからない(または嫌い)という夫婦も意外と多いんです。

相手が会話しなくなってきたら、自分の言動を見直してみましょう。
きっと気付いた人の方が成長できるのだと思います。

特に、子育て中の夫婦の会話は、子どもが見ています。
笑顔で会話している夫婦の家庭では、子どもの『会話力』が育ちますね。

家庭円満は、夫婦の会話から。
たわいのない楽しい会話ができたら、いい夫婦・いい家庭ですね。


米国のある調査で、経営トップ1500人に「なぜ成功できたのか?」と質問したところ、「コミュニケーションを勉強したから」との回答が、なんと72%に上ったそうです。

たかがコミュニケーション、されどコミュニケーションですね!
人間関係が良好になれば、仕事の能率も上がります。
その結果として、お客様に満足していただける事業ができ、結果へとつながっていくのだと思います。

先日、ある重役の会合に参加しました。
やはり話題の中心は人材のこと。
職場に仕事に出てこれない人が、全体で十数人もいるとのことでした。
学歴があっても、恵まれていても、それだけではダメ。
人間関係・コミュニケーションの問題がほとんどを占めているようでした。

重役のひとりに、私の役目は何かを聞いてみました。
「仕事のやり方なんかは自分たちでも教えられるが、心の悩みを聞きだすだとか解決方法を教えるだとかは自分たちでは無理だ。しかし、それがとても重要だ。中嶋さんから教えてもらったことを自分が言っても、やはり違う。そこをやってもらいたい」
とのことでした。

コミュニケーションが重要だとわかっていても、どうやってコミュニケーションをとっていったらいいのかがわからないということは多いですね。お互いに歯車がかみ合っていないのなら、間に私と言うもう一つの歯車をかみ合わせてみると、お互いにうまく回ることもあります。
私は、私を必要だと言ってくださる方がいたら、全力でサポートしたいと思っています。悩んでいるが私を通じて世界が広がれば、もっと違う考え方になって明るく前向きになってくれるかもしれません。それが、私の役目だということを再認識させられました。


これからの時代は、心の時代です。
売る人も、買う人も、造る人も、人がやること。
技術やサービスはすでに開発されています。
残りは、心のレベルアップだと思います。
心を磨く時代です。
それは、コミュニケーションを勉強し、
意識を変えて行動することで叶うのだと思います。

成功した人たちは、きっとこれに気が付いた人たちなのだと思います。

やる気と感動は誰にも教えられない

こうすればやる気が湧くとか、こうすれば感動できるということはありません。
やる気と感動は、本人が体感しなければなんにもならないのです。

人はそれぞれ、考え方もタイプも性格も違います。
だから、古今東西の会社という会社は、社員のやる気を引っ張りだすために、あの手この手で制度を捻りだしてきたのでしょう。

やる気は教えられない。
ではどうしたらいいのでしょう?

心理学者アブラハム・マズローの「欲求の5段階説」という、基本的欲求というものがあります。
①生理的欲求(空気・水・食物・庇護・睡眠・性)
②安全の欲求(安全・安心・依存・保護・秩序)
③所属と愛の欲求(自尊心への欲求)
④承認の欲求(自尊心への欲求)
⑤自己実現の欲求(自分が足りないものへの欲求)

この説では、「最高レベルの自己実現欲が充たされる組織がいちばん成功している」ということになりますが、ジャーナリスト・経営評論家の中島孝志氏は、著書の中で
「マズローが本当に伝えたかったことは、第6の段階にあると確信している」としています。
それは、
『人間にとって自己実現を達成するという段階が至高レベルではない、人間にとって至高レベルとは、他人の自己実現に貢献すること。これに尽きる』
と言っています。

私もそう思います。
上司の仕事は、部下の自己実現に刺激を与え、ときにはサポートし、リードし、そして貢献することではないのでしょうか。